7月4日Tone Tone Concertを終えて 上 明子(CARS幹事/作曲家)
Tone Tone Concertというと、何のコンサートだろう?って思われます。要は生徒さんの発表会です。たかが生徒さんの発表会に何と大げさなネーミングと思われる方もいらしたり・・・。たかが発表会、されど発表会なのです。
私がJASRACの会員でいられるお陰で、古賀政男音楽博物館のけやきホールを使用させていただけるチャンスに恵まれ、こんな良いホールで演奏出来る生徒さんは本当に幸せだと思います。
生徒さんの発表会・・・とは言え、参加者それぞれの思いというのは千差万別。私がず~っとこの会のコンセプトとしてきたことは、皆それぞれがご自分の成すべき目標をきちんと持って当日に臨むこと・・・です。
私がレッスンに関わっている方だけでなく、でも何らかの形で私と関わりのある方々がこのコンサートでは演奏をします。
下は3歳から、上は70数歳、音大受験を目指している人、音楽歴は長いけどひたすらアマチュア街道まっしぐらの人、まだ始めて数ヶ月の方も、様々!!
私は、かつては発表会って自分の勉強してきた曲を、出来るだけ良い演奏に終わらせる事がベストな事と思っていた時がありました。ある時から、バイオリンの方も交えての会になった時に、先生に楽器や弓を持つ手を支えられた、始めたばかりの小さなお子さんのステージでの様子を拝見した時に、ああ、音楽の始まりって、音を演奏するだけではないんだ!楽器を持つ姿勢、立ち居振る舞いもステージで学んでいくんだ・・・と、よく考えれば当たり前のことなんですが、実感したのです。ピアノって、音程を作る苦労は取り敢えずありませんから・・・。
そんな意味からも、ステージ袖で待つ時の心構え、そう、すでにそこから音楽は始まっているんです。
そう思った時に、自作品のコンサート開催も、発表会も、そこへ向かっていく姿勢は同じなんだと思ってからは、出演者以外のスタッフは、皆プロの方々にお願いしていただくようにしたのです。
リハーサルの時から、年齢、キャリアに関係なく、同じ扱いで事を進めるやり方を徹底して・・・。この形にしてから随分になりますが、間違っていなかったと思っています。小さなお子さんたちも、大人に混ざって何となくしっかりしなくては・・・の気持ちがこちらに伝わってきています。
そして、一番大切に思っている事は、人と比べない事!特に同じくらいの年齢をお持ちの親御さんは、どうしてもその傾向になりがちです。ですから、プログラム順番も、シャッフルしています。それに文句のある方には、出演していただかなくて良いわけでして・・・。
今年も、ピアノ、バイオリン、フルート、サックス、歌、ハーモニカ、作曲作品発表等、いろいろな楽器の音に触れていただくチャンスも出来たかなと思っています。そんな意味からいろいろな音が登場するので、Tone Tone Concertって名付けたのです。
皆が同じように達成感を得られたかどうかは全員に確認していないからわかりませんが、少なくとも私に一番近い方々の声からは、来年はご自分が何を目指して臨むかをすでに決めている方もいらしたりして・・・。
ホール、スタッフ、出演者はすでにスタートしています。引っ張っていくお役目の私も前をきちんと見つめて、出来るアドバイスはしていかねば・・と心を引き締めている今日この頃です。
最後に、このコンサートの時には必ず CARSのリーフレットを忘れずに配布しています事をご報告いたします。