高校野球と吹奏楽部(ブラスバンド部) 島 茂雄(CARS幹事/日本楽譜出版協会 理事)
やっと春らしい気温になったかと思うと日中の最高気温が2月中旬の10度以下の気温の日があり、冬に逆戻り。山間部では降雪があったとか、桜の花の上に降雪の風景を見たかと思うと、今週は、北海道の気温と沖縄の最高気温が同じで25度以上の夏日とか。季節の進度が激しい今日この頃です。やはり、異常気象でしょうか?あるいは、何百年前の日本にも、こういうようなことがあったのでしょうか。
春らしい季節のスポーツの一つといえば、選抜高校野球ですが、選抜高校野球は、夏の高校野球と違って、各地域の常勝校以外の高校も選ばれて、また、違った対戦カードがあるようです。最近の高校野球は、高校球児の水準も高いのでしょうか、○○二世とか、○○の再来とかいわれる球児がとても良く話題になります。また、アルプス・スタンド応援団も華やかなようです。吹奏楽部(ブラスバンド部)の応援演奏が球児のプレーを援護している風景をよく見聞します。有名なヒット曲が野球のプレーに合わせた曲に編曲して演奏されて、中々タイムリーな応援効果で演奏されているように思います。また、打席に入る選手ごとに曲を変えて演奏し、選手への野球ゲームの応援効果を高めているように思います。野球の攻撃の場面になると応援する吹奏楽部が大音量で応援する光景をTVアナウンサーに紹介されるのも見慣れた風景になりました。
たまたま、ある高校の吹奏楽部がTVで紹介されていましたが、吹奏楽部のある部員が、ある有名グループの最近の新曲をパソコンで総譜と各パート譜を作成し、皆さんで合同練習をして、本番の甲子園でも演奏していました。時代が変わったなというだけでなく、優秀な吹奏楽部があるものだなと思いました。
小生の体験でも野球部の創設と吹奏楽部の創設が同時だったこともあり、吹奏楽部やバトントワリング部の創設も運動部の活動と無関係ではなかったのを記憶しています。また、野球の応援演奏団が少人数なところもある学校には、関連の学校の吹奏楽部が友情応援している話題も良く耳にします。
また、真夏の甲子園の時は、吹奏楽部もコンクールに出場する時期と重なることもあり、吹奏楽部員は、中々大変なようです。吹奏楽部も野球やサッカーなどの応援のための部員と音楽コンクールに参加するグループの部員に分かれて活動するそうです。クラスの半分の生徒が吹奏楽部員という学校もあるそうで、こういう学校は、中学校でも吹奏楽部にいた人が、高校でも入部してくるようです。有名校になると全国から吹奏楽部に入部するために集まる学校もある話も聞きました。有名な野球部がある学校に全国から部員が集まるというのに、すこし似ています。
真夏の甲子園では、野球部員がグランドで酷暑の中、勝利のために必死に戦っていますが、吹奏楽部の部員も暑さの中、母校の応援に必死に演奏している光景にも心が打たれます。そして、高校球児の良いプレーにつながった時は、やはり、感動が倍増されるように思います。
高校野球は、毎年、春夏の大会を楽しみに見ていますが、併せて、各参加校の応援団の活躍している演奏や応援が気になります。この他にも、今も学校のクラブ活動では、吹奏楽部以外に軽音楽部やマーチングバンド部、合唱部などが活躍しています。また、オーケストラのある小学校や中学校もあります。
少子化が話題になっていますが、クラブ活動を積極的に活動する学生の姿は、古今変わらない雄姿ではないかと思います。その活動のエネルギーが後輩たちに受け継いでいってほしいものです。
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